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広報活動の新常識!「ステマ」に法規制!!

日本でも「ステルスマーケティング」の規制が本格化

ステルスマーケティング(Stealth Marketing)とは

スマホやネットが普及した現代において
「口コミ」や「レビュー」といった第3者の意見がとても重要になっています。

ステルスマーケティング(略:ステマ)とは、消費者に広告と明記せずに、隠して非営利の好評価の口コミと装うなどすることを言います。
つまり、一般的に自然に書き込まれた風に見せると言うことです。

「レビューの重要性」

今、あなたはランチを食べようと思い「近くのレストランを検索」しています。
知り合いのお店があれば、そのお店に行くのですが
あまり来た事のない地域で、特に土地勘などもありません。

そんな時に検索したお店の「どの項目の情報」を見ますか?

きっと「口コミ」や「レビュー」を見るでしょう。

「星はいくつなのかな?」
「なんというメニューが人気なのかな?」
「料理写真は載っているかな?」

SNSが普及した現代であれば

「あ、Instagramやってるんだ!」
「フォロワー数1万人超えてる!すごい!」
「あ、有名人が来たことあるんだ。」

などなど、
ネットから収集できる情報は沢山ありますし
そんなことは説明するまでもなく、もはや現代の常識であると言えるでしょう。

【人の心理を利用した、不本意な誘導】

【力のヒューリスティック】

ヒューリスティック(heuristic)とは、「発見的手法」という意味の心理学用語で、必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、ある程度正解に近い答えを得ることができる思考法です。「経験則」と同義であるとも言われています

レビューや口コミが沢山書かれているものを見ると人間はなぜか「安心」する生き物です。
そこには心理的な法則が働いていて、

「これだけの証拠があるのだから間違いない」

という判断を下します。しかし、それの判断が正解とは限りません。
もしかすると「自分にとっては間違い」の選択かもしれないからです。

そこをうまく活用していたのが「ステルスマーケティング」です。

情報に溢れかえった現代において人は「広告」に対して免疫力が高くなっています。
広告が多くなりすぎて、スルーする力が鍛えられているのです。

しかしその反面、自分が尊敬している人。信用している人の言葉はしっかりとあなたの心に突き刺さります。

「どうやって言う」よりも「誰が言う」がより大切になってきています。

人気のあるインフルエンサーによる広告

芸能人やインフルエンサーと呼ばれる、影響力のある人たちが「広告」を行うことは全くもって問題ありません。

しかし、「広告」として仕事が発生していながらも
広告であると言うことを伏せて活動することに問題があるのです。

ある研究によると
「広告」と言う表記がない方が広告の宣伝効果が高い。という研究結果があります。

つまりは

一般の広告 < ステルスマーケティング

の構図が成り立ってしまう。なので企業としては、「ステマ」の方が都合が良いのです。

「合理的な判断が阻害される可能性」

では、そもそもなぜ「ステマ」はダメなのでしょうか?

会社にとって「利益」が大きくなるのであれば
広告としては有効な手であると勘違いしがちですが、

仕事は本来、「悩み」を解決することに価値が発生します。

そして、悩みを抱える人に少しでも情報を届ける手段として「広告」という手法を取られます。

そこに対して、他人の信頼を利用して
消費者に「良い商品だと思い込ませて販売」することが問題視され、海外では消費者保護の観点から違法とされているケースが多いです。

日本ではグレーゾーンが多く、厳しく取り締まりがされていませんでした。

しかし、ようやく日本でも法規制が始まることになりました。

「事業者による表示であることを消費者が判別することが困難であると認められるもの」と判断された場合、景品表示法を違反したとして法的措置の対象となります。

SNS以外にも、テレビやラジオなども対象とされる見込みです。

違反した場合、広告を依頼した事業者名を公表するなどの行政処分を行い、従わなければ2年以下の懲役または300万円以下の罰金または併科とされます。
両罰規定で法人も最大3億円が科される可能性があるということです。

あなたは大丈夫ですか?

たかがSNS。
たかが広報活動。
されど広報活動です。

知らなかったでは済まされない時代になっています。
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